アメリカの大学への進学・留学

このセミナーは、ますます高度化するコンピューター、インターネット、IT（情報技術）、AI（人工知能）などに興味を持ち、将来ソフトウェア／ハードウェアに関連した技術者・開発者・管理者を目指す学生や上記に関連したビジネスに関わりたいと考えている高校生・大学生のために、アメリカの大学でどんな学びができるか、どのようなルートで夢を実現できるかをお伝えします。

言うまでもなくアメリカは世界のコンピューター・IT産業の中心です。しかし近年、世界的な競争激化に伴い、アメリカでは国策としてSTEM（Science=科学・Technology=技術・Engineering=工学・Mathematics=数学）分野の教育を強化するという方針が打ち出され、各大学ともその中心となるコンピューター・IT分野には非常に力を入れて多額の予算を投入し、強化を図っています。
さらに、STEM分野を学び、卒業した学生には最大３年の卒業後インターンシップが認められるなどアメリカで働ける可能性が大きく開かれ、優れた人材・頭脳が求められています。世界の最前線で、最先端の技術や理論を学びましょう。

今回のセミナーでは大きく分けて３つの方向性を取り扱います。
ひとつはシステムやアプリケーションの研究開発やその基盤技術を学ぶ方向性です。
中核となるコンピューター科学／工学（Computer Science/ Engineering）、情報科学（IT=Information Technology）、その基盤となる電気工学、電子工学、数学、統計学といった分野を学び、理論を身につけ、将来的には人工知能なども含めたシステム開発者やシステムエンジニア、研究者などをめざすことになります。おそらく「コンピューターを学ぶ」というと、この方向性を想像される方も多いでしょう。
２つ目は、主にビジネス分野での活用法を学ぶ方向性です。
ビジネス情報学（Business Information Systems）やインターネット上でのビジネスなどを学び、これらの分野でのトップランナーであるGAFA（Google/Apple/Facebook/Amazon）のようなシリコンバレーの世界的企業への就職をめざす、あるいはそれを超える次世代企業を起業していきたいと考える皆さんもいるかと思います。また、ネット社会の拡大とともに需要が増えている情報セキュリティ分野や危機管理などを学べる専攻も急速に整備されています。日本ではこの分野の人材が著しく不足していますから、将来は非常に有望と言えるでしょう。
３つ目は、他分野との融合・応用分野です。例えば生体認証・バイオインフォマティクスは生物学系統、ロボティックスは機械工学やロボット工学、AIは認知科学など、様々な分野との連携、融合によりもっと可能性が広がっていきます。

日本の大学に比べて非常に細分化されたアメリカの大学でどんなことが学べるのか、主に入り口である学部課程を中心に様々な専攻を紹介し、AI開発など将来の可能性についても言及していきます。