共通審査全般

共通審査とは何ですか?

日本人学生受入制度独自の入学審査システムで、受入39大学から最適の大学を選び、合格を得ることができます。

通常、アメリカの大学への入学・編入を希望する際は、各大学に必要な書類や英語力検定のスコアなどを提出することが求められます。また、上位大学においてはSAT/ACTなどの学力試験の受験の必要がある場合もあります。

本機構では、日本の高校生や大学生が普通にアメリカの大学に進学・編入できる環境を整備するため、日本での成績をもとに日本で審査を行い、適切な大学からの合格を得られるよう、アメリカの大学の協力のもと、独自の共通審査制度を設けています。詳しくは以下のページをご覧ください。

共通審査の概要(高校3年生・大学受験生)
準備生審査の概要(高校1・2年生)
共通審査の概要(大学生・社会人)

この審査で大学の合格が決定するのですか?

高3以上(大学生含む)の場合は原則として合格が決定します。準備生(高1高2)については、準備生としての合格が決定します。

高3以上の場合は、成績状況などを含めて合格可能な大学を提示し、三者面談で大学を決定します。特に問題なければ面接実施後、決定大学に確認を取った上で、大学の正式な合格が確定します

高1・高2については現状の成績を維持した場合に合格可能な大学を提示し、まずは優先合格権と準備生としての合格が示されます。正式な大学合格については、準備生としての指導が完了する高校3年生進級時に改めて成績証明書を提出していただき、早ければ高3の4月には大学合格が確定します。この間にもしも成績が向上した場合は、改めて面談を行い、大学の選び直しをすることもできます。

アメリカの高校への進学はできますか?

高校留学については本機構では取り扱っておりませんのでご了承ください。

アメリカ以外の国への留学はご相談できますか?

本機構ではアメリカ以外の国への留学は取り扱っておりませんのでご了承ください。

共通審査の申し込みに必要な条件は?

お申し込みの前に保護者の方の進学説明会等へのご参加が必要です。

進学説明会(専攻分野別を含む)では、米国大学のシステムや日本人学生受入制度の指導内容、必要費用など重要な情報をお伝えしております。

保護者の方も含めて進学説明会にご参加いただき、内容のご理解と受験のお許しを得た上で、共通審査受験をお申込みください。日程的に参加が難しい場合やお急ぎの場合は、入学審査室までご相談ください。

詳しくは進学説明会へ

米国大学や日本人学生受入制度の進学説明会を東京・大阪・オンラインで実施しております。ご参加、ご相談は無料です。

審査に費用はかかりますか?

以下の費用がかかります。

高校3年生以上(大学生社会人含む) 35,000円

準備生課程(高校1・2年) 25,000円

オンライン審査の場合、オンライン手数料として上記に1,000円が追加されます。

審査日程の予約が完了しましたら、3営業日以内に審査料を銀行振込にて納付してください。詳細は個別にご案内いたします。なお、お申込後は審査料は事情に関わらず一切返金できません。

共通審査で合格したら、必ずアメリカの大学に進学する必要がありますか?

いいえ。大学決定後に最終的な検討の上で進学か辞退かをご判断ください。

共通審査のお申込み=本機構からの留学を決めるということではありません。面接で大学が決定した後に、ご家族でよくご相談の上、最終判断としてください。

筆記試験はありますか?

英語力を確認するための英語プレイスメントテストがあります。

基本的には高校や大学(大学生の場合)の成績を中心に審査を行いますが、日米での語学研修に先立ち、現状の英語力を確認するための英語プレイスメントテストを実施しています。ただし、あくまで確認が主目的ですので、いわゆる入試の英語のテストとは性質が異なり、筆記試験単独で合否を判定することはありません。

詳しくは「英語力とテスト」の項をご参照ください。

学校の成績があまり良くないのですが、留学できますか?

内容次第で合格できる場合があります。まずはご相談ください。

NCNの日本人学生受入制度では、高校生の場合、入学審査で最も重視するのは高等学校の成績となっており、総合評定(受験時までの全教科の評定平均値)で約3.0というのが合格の目安で、成績が良いほど上位の大学が狙えます。これを下回っている場合も、高校のレベルなど考慮すべき事情、もしくは一般の模擬試験の成績や英語力などでプラス要素がある際には、総合判断で合格になる場合もあります。

大学生の編入・1年留学の場合はGPA2.0が原則としての最低ラインで、他の判断は高校生に準じます。

まずは一度、入学審査室までご相談ください。

入学時期はいつになりますか?それぞれの募集の締め切りはいつですか?

5〜8月の渡米が基本ですが、8月や1月の渡米も選択できます。

米国では、秋学期(9〜12月)春学期(1〜5月)夏学期(6〜8月)の三期制が一般的です。
渡米後、英語力が渡米前に入学基準に達している学生を除いては必ず1学期は語学研修を受講することになりますので、例えば秋学期から正規授業スタートをめざすなら、同年5月〜6月に出発し、到着後から8月まで大学附属語学研修所で語学研修を実施。そこでTOEFLスコアなど正規授業受講条件をクリアすると9月から正規授業開始となります。逆にクリアできない場合は、最低もう1学期の語学研修となり、入学が遅れ、余分な費用がかかりますので、日本で私たちの指導のもと、しっかり準備をすることが大切です。

また基本的には上記スケジュールとなりますが、受験時期により日本でしっかり準備をするために1学期渡米を遅らせて8月中旬に渡米し、秋学期から語学研修をスタートするケースもあります。進学説明会や共通審査の面接の際にご相談ください。
5〜6月に渡米するのを基本としてプログラムを組んでおり、その場合の受験申込は同年の3月末までです。大学生や社会人の方などでお急ぎの場合は他の学期からも渡米可能です。

なお、カリフォルニア州立大学各校については、翌年秋学期入学(5月渡米からの語学研修受講も含む)の場合、前年11月下旬が締め切りとなります。

詳しくは入学審査室までご相談ください。

合格率はどのくらいですか?

およそ70%くらいですが、他の学生との競争ではありません。

米国大学の入学審査は、基本的に大学ごとに決められた成績基準を上回っていれば合格になるため、例えば日本の大学の一般入試のように、一斉にテストをして、上位何名が合格という形式とは根本的に異なります。審査は通年(4月〜翌年3月)で行っており、各大学には定員があります。先着の合格順で定員に達し次第締め切りとなるため、早めに受験されることをお勧めします。

受験資格について

全学年共通

年齢制限はありますか?

高校1年生から準備生の受験ができます。上限は特にありません。

高校1・2年生向けの準備生課程については、高校1年の最初の成績(通知表)発表後から受験ができます。進学説明会・セミナーにつきましては、小中学生の方も参加できます(原則として保護者同伴必須、保護者のみも可)。

社会人の方は特に年齢制限はございません。これまでも50代や60代の方の受入実績もございます。アメリカの大学では約20%が社会人学生と言われており、学び直しや追加の学位取得に向けてがんばっておられます。社会経験の長い方については、プログラムの調整など個別の見積もりを作成して対応しておりますので、まずは入学審査室までご相談ください。

日本国籍ではありませんが、受験は可能ですか?

日本の永住権をお持ちで、日本語でのコミュニケーションが支障なくできる方は受験可能です。

“日本人学生受入制度”は「日本で学んだ学生をアメリカの大学に受け入れるための制度」であり、特定の国籍を排除するものではありません。 ただし、原則として日本国の永住権をお持ちの方が対象で、学生ビザで日本に留学に来られている外国籍の方などは本制度の対象外となります。加えて指導の都合上、日本語がネイティブレベルで使えることが条件となります。

学生本人がアメリカの国籍を保持しています。有利不利はありますか?

有利な点、不利な点はありますが、総じて有利な点の方が多くなります。

アメリカで産まれた等の理由で、米国籍を有している学生の有利な点としては、以下の通りです。

  • 学生ビザの取得が不要(米国籍をお持ちの方は米国パスポートで入国する必要があります)
  • アメリカ人向けの奨学金に応募できる(ただし州内住民向けなど居住条件の付帯するものは除く)
  • 労働ビザが不要のため、大学在学中も現地でアルバイトができ*、アメリカでの就職可能性も高い

*本機構では学業に集中するため、アルバイトについては原則推奨していません。

逆に不利な点は、以下の通りとなります。

  • 一部を除いて大学にSAT/ACTのスコア提出を求められる
  • 大学によってはNCN特別奨学金の対象外となる

ただし、状況を確認の上、通常はこれらの大学以外で選択を進めていきますので、不利な点についてはほぼ回避できます。米国籍をお持ちの場合はお申し出ください。

新入生としての入学(高校生等)

いつからアメリカの大学に合格できますか?

成績証明書の発行ができる時点(通常、高校2年生の最終成績発表後)からアメリカの大学に合格できます。

アメリカの大学への入学申請には高等学校の英文成績証明書が必要となります。多くの高等学校では、高校2年生の最終成績(学年末成績)が発表された後から、成績証明書の発行が可能となりますので、早ければ高2終了後の春休みに受験をすることで、アメリカの大学に合格が決定し、高3の1年間を進学準備にあてることができます。

準備生(高1・高2)からスタートの場合は、準備生審査の際に通知表から評定平均を割り出し、大学選定を実施します。特に変更の希望がなければ高3進級時に成績証明を提出していただき、そのまま事務手続きのみでアメリカの大学への合格が確定します。もちろん準備生課程の指導のもと、成績が向上している場合は追加費用無しでより上位の大学の再選択をすることもできます。

浪人・高卒社会人でも受験はできますか??

高校3年生と同様に受験することができます。

すでに高校を卒業されている方も、問題なく受験できます。ただし、高校卒業後、5年以上の年数が経っている社会人の方については、高校の成績証明書類の入手の都合で、進学先の大学が限定される場合があります。詳しくは入学審査室までご相談ください。

高等専門学校(高専)からの編入はできますか?

編入できます。一部の単位が卒業単位に加算される形になります。

高専を5年生で卒業し、アメリカの大学に進学する場合、短大卒と同様、編入にて入学が可能で高専4・5年次に取得した単位の一部を移行できます。 また、3年次修了時に高卒新入生として進学することもできます。

海外の高校やインターナショナルスクールからの進学はできますか?

問題なく進学できます。進学実績も豊富にございます。

まず、進学については一般的な高卒資格(日本に限らず)を取得できる学校であれば、問題なく可能ですし、各国の現地校、日本人学校、日本の学校法人が運営する海外校、日本国内外のインターナショナルスクールなどからの進学実績も豊富です。ただしスケジュール上、留学準備研修や国内語学研修のスクーリングなど、一部の留学準備プログラムにつき参加が難しい場合がありますのでその点はご了承ください。詳しくは入学審査室までご相談ください。

通信制高校やサポート校からアメリカの大学への進学はできますか?

高校卒業資格を得られる通信制高校であれば、進学できます。

高卒認定ではなく、通常の高校卒業資格を得られる通信制高校の場合、審査上、特に全日制の高校と変わる部分はありません。ただし、通信制高校の場合、一般的に評定が非常に高く出る傾向があるため、学習内容が不十分と判断された場合は、一般の模擬試験などの結果を追加提出していただき、合否判断をする場合があります。

高卒認定受験を前提としたサポート校については、「高校卒業認定試験での高卒でも留学できますか?」の項を参照してください。

高校卒業認定試験での高卒でも留学できますか?

大学は非常に限定されますが、進学できます。

米国では、日本の高卒認定試験による高校卒業資格を認める大学はごく一部のため、選択できる大学は限られます。ただし、入学後に成績次第で転学(他大学への移籍)もできますので、まずは入学できる大学の中で最も条件に合う大学を選択し、その後の転学でのステップアップを目指しましょう。

高卒認定試験を利用して、いわゆる飛び級をすることはできますか?

日本の制度上、18歳未満で高卒認定に合格しても満18歳の誕生日を迎えるまでは合格証(卒業証明書)が発行されないため、飛び級をすることはできません。

実際、学力の高い生徒の中には2年生くらいで全科目合格できる場合もありますが、上記の通り年齢規定があるため、早期にアメリカの大学を受験することはできません。

特別支援学校からのアメリカ大学進学はできますか?

高校卒業資格の得られる学校または高卒認定取得者で、留学にあたり障がい対応のサポートを必要としない方は受験資格があります。

特別支援学校高等部の多くは、文部科学省により日本の大学の受験資格が与えられていますが、厳密には高卒資格ではないため、残念ながらアメリカの大学の受験資格を満たすことができず、別途、高卒認定取得が必要となります。ただし、日本の大学で編入に必要な単位数(約30単位)を取得されている場合は受け入れ可能な場合があります。

ただし本機構では障がい者の方に対する特別サポートは実施できる態勢にないこと、視覚障害、聴覚障害の方に対応した大学についても受入大学に含まれないことから、原則として特殊なサポートを必要とせず、健常者と同様の対応ができる学生のみに受け入れを限定させていただきます。さらに単身での留学に支障が無いことを確認するため、医師・医療機関による診断書等のご提出をお願いする事がございます。どうぞご理解をお願いいたします。

大学生の進学・留学

日本の短大からアメリカの四年制大学への編入はできますか?

学部課程への編入が可能です。ただし3年次編入ではなく、単位互換ベースでの編入となります。

日本の場合は3年次編入などの制度がありますが、米国大の場合はあくまで単位互換制度を利用し、進学先の大学の単位に在学または卒業された短大の単位を移行する形になります。単位移行については主に渡米後に学ぶ専攻分野で履修が義務付けられている授業と合致するかによって決まりますが、平均的には編入後3年程度の履修が必要となる場合が多くなります。

関連記事:大学生・社会人のアメリカ大学編入・留学

アメリカの四年制大学への3年次編入はできますか?

学部課程への編入が可能です。ただし3年次編入ではなく、単位互換ベースでの編入となります。

日本の場合は3年次編入などの制度がありますが、米国大の場合はあくまで単位互換制度を利用し、進学先の大学の単位にこれまで取得された単位を移行し、残りの単位をアメリカで履修する形になります。移行できる単位数については主に渡米後に学ぶ専攻分野で履修が義務付けられている授業と、日本での各授業の内容が合致するかによって決まりますが、平均的には日本での学年を問わず、編入後2〜3年程度の履修が必要となる場合が多くなります。まずは入学審査室までご相談ください。

関連記事:大学生・社会人のアメリカ大学編入・留学

大学を中退しています(する予定です)。編入はできますか?

入学は成績によっては可能です。取得単位数により対応が変わります。

編入には最低履修単位数が定められており、大学により20〜60単位、平均的には30単位程度が必要です。これを下回る場合は、高卒新入生としての扱いになりますので、高校の成績ベースで審査を行うことになります。ただしこの場合でもアメリカの大学に進学後、日本で取得した単位を単位互換を利用して卒業単位に加えられるケースもあります。

最低履修単位数をクリアしている場合は、大学GPA(評定平均)での審査となりますが、GPA2.0を下回る場合は、編入ができないケースもあります。最終的には個別の状況次第ですので、まずは入学審査室までご相談ください。

日本の大学卒業後にアメリカの大学に編入することはできますか?

一部のカリフォルニア州の大学を除き可能です。

日本や他国の大学を卒業した後にアメリカの大学に編入することは、一般的には問題なく可能です。在学中の編入と扱いは大きく変わらず、単位互換チェックを行った上で履修が必要な科目を割り出し、学んでいくことになります。また、大学によっては既卒生は一般教養科目が免除となる場合もあります。

実習が主体(航空学、ホスピタリティ、スポーツ系など)の専攻の場合は編入後2〜3年程度、それ以外の専攻は2年程度で卒業ができるケースが多くなりますが、日本で学んでいた専攻と全く異なる分野を学ばれる場合は、3年と考えておく方が無難です。

カリフォルニア州の各大学については、大学卒業後の編入(Second Bachrlor=2つ目の学士号取得)は受け入れないという大学が多いため、原則、他の地域から選択することになります。

専門学校からの編入はできますか?

原則として高卒新入生扱いになります。

専門学校の中でも、日本の大学への編入資格が得られる専門学校がありますが、それはあくまで日本の文部科学省が認めている範囲であり、アメリカは適用外です。従って残念ながら専門学校卒の方は、高卒生と同様の扱いになります。

アメリカの大学への短期留学は取り扱っていますか?

はい。認定留学/休学留学プログラムとして、最低1学期からの留学を取り扱っています。

大学生の学位取得(米国大卒業)を目的としない留学の場合は、アメリカの大学への最低1学期単位からの留学を扱っています。ただし、学期単位の留学については対応できる大学が限られることと、学習内容なども鑑みると、状況が許すならば最低1年の留学を推奨しています。なお、共通審査のプロセスは編入の場合と同じです。

アメリカの大学のオンラインコースは取り扱っていますか?

オンラインコースについては現状では対応しておりません。

原則、日本人学生受入制度は実際にアメリカ現地に留学することを想定していますので、現状ではオンラインのみの受講には対応しておりません。

各大学ではさまざまなオンラインで完結するコースが展開されており、社会人の方を中心に受講されています。また、オンライン授業は通常授業と組み合わせて在学生も多数受講しています。ただ、留学未経験の方がいきなり受講するには英語力が不足することが予想されるため、本機構では最低1年程度の現地留学を実施して大学生活に慣れた上で、残りの授業をオンラインで受講するなど、失敗をできるだけ避けるような工夫をしたプログラムづくりを検討しています。

アメリカの大学院への進学はできますか?

入学審査室までご相談ください。

アメリカの大学院進学には、GPA、英語力、学力テスト、推薦状など高いハードルがあります。一部MBAプログラムを除き、原則としては一般の個人による入学申請と同じ条件が必要となりますので、本機構を通じて申請することで特に条件面が緩和されることはありません。

条件面で難しい場合は、学部課程への編入を経由しての大学院進学をお勧めします。詳しくは大学生・社会人向けの進学説明会にご参加いただくか、直接入学審査室までご相談ください。

経営大学院課程/MBAプログラムが本ホームページでは見当たりません

日本人学生受入制度・経営大学院課程(MBAプログラム)については、プログラムとしての募集を2023年3月をもって終了いたしました。

ただし、個別での対応は引き続き他の大学院進学の際と同様に行います。ご希望の方は入学審査室までご相談ください。

書類準備・学校の成績について

学校からの書類が提出締切日に間に合わなくなりました。どうしたら良いですか?

まずは入学審査室にご相談ください。

状況をお聞きした上で、次の指示をいたします。

GPAとは何ですか?

GPAは、"Grade Points Average"の略で、アメリカ式の4段階評価の評定平均です。

大学生の場合は、成績証明書に記載されている大学が多くなりましたが、高校生にはなじみのない数字でしょう。高校の5段階評価の場合は、全学年・全教科の評定平均値から"1"を引くと、GPAの数値に近い数字になります。

例)5段階の評定平均:3.5の場合≒GPA2.5(近似値)

通知表で10段階や、100点法などを採用している高等学校でも、文部科学省のルールにより成績証明書では5段階に修正されますので、成績証明書が発行されたらGPAの算出が可能になります。準備生の場合は、仮計算のGPA(単純に100点法を4段階に直すなど)を出して、ターゲットの大学を決めていきます。

このGPAにより、どの大学が選択できるかのボーダーラインが決まります。各大学の要求GPAについては、説明会で配布する『日本人学生受入制度要覧』の各大学紹介のページ等に記載されていますのでご参照ください。

希望大学にはGPAが足りません。どうすれば良いですか?

成績を上げるか、アメリカの大学に進学後の転学をお勧めします。

当たり前と言えば当たり前ですが、基本は高校の評定平均や大学GPAを上げるのが原則となります。本制度では、大学進学決定後も、成績が目立って向上し、時期的に可能であれば、大学の再選択を受け付けています。審査段階では選択可能な大学を選び、成績アップに向けた指導を行うケースも珍しくありません。

ただ、GPAは高校3年間や大学在籍期間の通算成績になりますので、残りの学生生活が少ない場合や既卒の場合は上げることが難しい数字ではあります。この場合は、現状の成績で進学可能な大学に進学し、アメリカの大学での成績によって途中で大学を移籍する転学(Transfer)制度を利用し、元の希望の大学や上位大学への転学をめざすことをお勧めしています。

NCN特別奨学金対象大学については、他大学からの転学生(NCN生に限る)も、奨学金支給の対象となります。

それぞれの状況により最適解は異なります。共通審査を受験してベストな道を確認してください。

高校から、成績証明発行には時期が早すぎると言われました。どうすれば良いですか?

通知表から大学を仮決めした上で準備を開始し、発行後大学に正式手続きを取ります。

高校では、一般的に2年生の学年成績(高2の3月にもらえる成績)が確定したら成績証明書を発行できるとする場合が多いものの、高等学校の方針によっては高3夏休み明け以降でないと発行できないなど、特殊ルールが定められているケースがあります。この場合は、受験時点では大学の合格は出せませんが、通知表から合格の見通しが高い大学を選定し、後日成績証明発行後に大学の合格を確定させることになります。対応については、入学審査室までご相談ください。

高校の間に1年間の留学をしました。成績はどのように計算されますか?

ケースにより扱いが異なります。

例えば、高校2年生の1年間留学して、その間の現地成績が出ている場合は、日本の高校の成績とともに提出をしてください。ケースにより、日本の成績との合算をするか、日本の成績のみを利用するかが変わります。詳しくは共通審査の際に判定いたします。ご心配な際は入学審査室までご相談ください。

(高校生)アメリカの大学受験に、日本の模擬試験の結果を出すのはなぜですか?

高校からの評定に加え、学力の客観的な評価を確認するためです。

アメリカの大学は、高校生に対して「与えられた環境の中でどのくらいきちんと取り組めるか」を確認するため、基本的にはGPAを重視する一方、SAT/ACTといった学力テストで「絶対的な基礎学力の達成度」を確認しています。

ただ、日本の高校生にとってはこれらのテストは学力以前に英語の壁が高く、英語力を一定以上に上げた後、よほど対策しないと思ったような点数が取れません。そこで、本制度では、その代わりとして日本で一般的に実施されている模擬試験(出版社主催や予備校主催)の結果を私たちが精査し、大学にGPAとともに報告しています。

どうしても高校の方針などで受験していない場合は別途受験を義務付けてはいませんが、大学の選択としては慎重なスタートを切ることを重視した選択となっていきますので、レベル的にチャレンジングな大学は選びにくくなることをご承知ください。また、提出がなく、学力不十分という疑いのある場合は、別途受験を義務付けた上、再審査とするケースもあります。

私たちは落とすために審査をしているのではなく、なるべく留学が実現する道を一緒に探していくというスタンスですので、自信のない結果であっても、必ず提出をしてください。

高校で国際バカロレアコース(IB、International Baccalaureate)に在籍しています。アメリカの大学の進学上、有利になることはありますか?

審査上、参考にするとともに、レベルによっては大学の単位として利用できます。

IBコースは国際教育の一環として、日本でも採用する中高が増えてきました。ただ、IBは元々ヨーロッパ主導のシステムであり、一般的にアメリカの大学では入学審査上、IBの成績は参考とする範囲になります。

※日本の教育制度上は、IBの成績とともに、通常の高校と同じ各教科の5段階評価の成績証明書も発行されますので、そちらでGPAを算出します。

しかし、アメリカにおいても多くの大学では、IBの各教科ごとに合格したレベルに応じて、大学の教養科目の単位が与えられますので、卒業が早まる(=学費の節約)という大きなメリットがあります。

英語力とテスト・小論文について

合格にはどのくらいの英語力が必要ですか?英語は苦手なので心配です。

各受験学年の平均程度としていますが、日米での語学研修でトレーニングをしますので、まずは挑戦してみましょう。

英語力は、学習方法が正しければ、あとは学習にかけられる時間に比例して伸びていくものであり、才能の問題ではないと私たちは考えています。学習方法は国内語学研修を通じて指導していき、まだこれから学習という学生はまずは入学に必要な英語力の習得を目標に、またある程度自信のある学生については、よりスムーズに大学入学後に学べるようにという目標で語学指導を行います。

日本人学生受入制度は、もともと日本の大学受験に向けて学習を進めてきた皆さんが、無理なくアメリカの大学に進学できるように作られた制度ですので、特別な留学対策をしてきた学生でなくても日米での語学研修を通じて英語力をつけられるシステムになっています。まずは現在の状態で受験していただき、どのくらい英語学習が必要なのか、またそれがご自身にできるのかを確認した上で、進学を判断してください。

もしも、受験時点で英語力が非常に低く、一定の改善をしないとアメリカの大学への入学が見えてこないといった場合は、学習方法の指導をした上で、2〜3ヶ月後に再審査(無料)を実施する場合もあります。

アメリカの大学への入学に必要な英語力はどのくらいですか?

大学ごとにTOEFL®︎スコアで正規授業の受講基準を設けています。

標準的な大学の学部課程でTOEFL®︎ PBT(Paper Based Test=紙のテスト)で500点、iBT (internet Based Test=コンピューター受験)で61点、上位大学ではPBT550点、iBT79-80点が正規授業受講基準となり、大学によってはその間のスコアを設定していることもあります。参考までに英検では、iBT61点が英検2級と準1級の間(2級Aに相当)、80点は準1級に近いスコアになります。

日本人学生受入制度では、受験時点でこのスコアは要求しておらず、国内、アメリカでの語学研修を通じて正規授業開始までに必要な英語力をつけることをめざしてプログラムを組み立てています。

TOEFL以外では、ヨーロッパの大学で採用の多いIELTS®︎はほぼ全大学で通用するほか、新興のテストであるDuolingo®︎、iTEP®︎などいくつかのテスト(大学ごとに採用状況は異なります)、またアメリカの高校生の大学入学向け学力テストであるSAT/ACTも英語力の証明として通用します。

英語力が高いと、アメリカの大学の合格には有利になりますか?

原則としては高校や大学の成績が重視されますが、プラスの要素となる場合もあります。

大学の入学審査は高校や大学の総合評定(GPA)が最重要要素となり、英語力についてはあくまで要求条件をクリアすることが求められる範囲で、特に入学審査上で有利不利になる要素ではありません。しかし、英語力が非常に高い場合は、例えば入学条件のGPAに若干満たない場合などに、プラス要素として大学との交渉材料として使えることもあります。もちろん、入学後のことを考えれば、英語力は高いに越したことはありません。

通常(会場)審査とオンライン審査でテスト形式の違いはありますか?

通常審査は会場でのペーパーテスト、オンライン審査ではTOEIC-IP®︎テストを使用します。

いずれもリスニング、リーディングの2科目になり、通常審査のテストは審査当日にオリジナルの筆記試験(マーク式)を実施、オンラインはPC等で受験するwebテストになり、指定の期間内にあらかじめ受験していただきます。

英語プレイスメントテストはどのような対策をすればいいですか?

特別なテスト勉強は不要です。これまでに学校で習った基礎的な事項の復習を行いましょう。

英語プレイスメントテストやオンライン受験の際のTOEIC-IP®︎テストは、あなたの英語力の基本的なレベルチェックが目的ですから、特別な対策は不要です。まずは現在の状態でどのくらいの点数になるか挑戦してみてください。

英語プレイスメントテストの過去問は配布していますか?

テストの過去問の配布は行っておりません。

英語プレイスメントテストの免除条件を教えてください。

審査日から過去1年以内に受験したTOEFL®︎ / IELTS®︎ / TOEIC®︎いずれかのスコアレポートをお持ちの場合は、英語プレイスメントテストは免除となります。現状の語学力を確認するためですので、特に最低スコアは問いません。細かい注意点としては以下の通りとなります。

・TOEFLについては、公式受験のiBTテスト(会場受験、自宅受験とも可)結果のみを受け付けます。TOEFL ITP(団体受験向けTOEFL)や、個人受験の"TOEFL Essencials®︎"のスコアは受け付けません。

・IETLSについては、IELTSアカデミックのみ受け付けます。

・TOEICについては、Listening & Readingテストの結果が最低限必要です。Writing & Speakingテストは結果をお持ちでしたら提出してください。W&Sテストのみでは免除になりません。なお上記は、TOEIC Bridge®︎テストでも同様です。

上記以外のテストは免除条件になりません。

小論文はどのような内容になりますか?

留学への考え方を確認する内容になりますので、入試の論理試験のようなものではありません。

通常審査(会場審査)の場合は、当日にテーマをお渡しし、800字以内(大学生以上は1200字)で記入していただきます。オンライン審査の場合は、事前課題として1200字で記入していただき、願書類と共に送付してください。

面接について

面接はどのような内容になりますか?

2時間をかけて保護者の方も含めた三者面談を実施いたします。

前半1時間では、提出していただいた願書類に沿って、これまでの学習や生活の状況をヒアリングすると共に、英語プレイスメントテストの結果に基づき、今後の英語の準備についてのお話をしていきます。

後半1時間では、前半の内容やご希望に応じて、大学の資料を確認しながら、具体的な大学選びをしていきます。

お話の状況によっては、2時間を超えるケースもありますので、通常審査(会場審査)の際はお時間に余裕を持ってご来場ください。

面接の時間はどのように決められますか?

原則、日曜日午後に実施されます。時間枠は予約状況により本機構が指定いたします。

通常、審査実施日の午後の以下の枠のいずれかが指定されます。

14:00〜16:00/16:00〜18:00/18:00〜20:00

・東京、大阪、オンラインは原則毎週日曜。祝日に別途設定の場合あり

・臨時会場設定の場合は、別途本HPまたは公式HPにてお知らせいたします。

上記でご都合が合わない場合は、時間調整または平日に実施可能な場合もありますので、まずは入学審査室までご相談ください。

ただし、複数大学の比較検討など、面談の内容によっては決定に2時間以上を要する場合もありますので、途中参加や途中退席、終了時間のご指定(仕事があるので○○時までに終わらせてほしい、××時までしか参加できない、など)は承ることができません。あくまで公式の入学審査である点をご理解の上、お時間に余裕のある日でご調整ください。

保護者の参加は必須ですか?

原則、いずれかの保護者のご参加が必須となります。

費用も含めて将来の大事な進路を決定する場ですので、必ず保護者の方もご同席ください。保護者のいずれかで結構ですが、ご両親での参加も歓迎いたします。

なお社会人の方で、ご本人の生計のみで留学をご検討の方はこの限りではありませんが、ご理解のためにご家族が参加されることは問題ございません。

面接の際の服装の指定はありますか?

特にございませんので私服で結構です。

進学先・大学選びについて

受入大学以外も受験できますか?

進学先の選定は受入大学の中からになります。ただし、入学後の転学先は自由です。

このプログラムでは、大学内でのアドバイザーによる指導なども含まれていますので、受入大学より進学先を決定することになります。ただし、進学1〜2年後に転学(大学の移籍)をする場合は、転学先に特に制限は設けていませんので、むしろNCN特別奨学金などを活用し、基礎科目の単位をそろえた上でステップアップを図ってください。

コミュニティカレッジ(二年制)への進学はできますか?

原則、本制度ではコミカレ経由の進学は推奨していませんが、条件が合致する生徒にはお勧めすることもあります。

コミカレからの編入は特にカリフォルニア州ではポピュラーですが、失敗する事例もあまりに多いため、本制度では原則としては四年制大学への直接進学を推奨しています。しかし、成績面、英語力の面で十分な力を持っており、編入できる可能性が高いと判断できる場合には、カリフォルニア州のサンタモニカカレッジへの進学を推奨することがあります。大学生の編入の場合には、直接四年制大学に編入できるため、原則お勧めしていません。

入学願書に記入した大学からしか大学は選べませんか?

本機構からも推奨する大学をご提案します。

記入内容で大学選びが限定されることはありません。進学説明会では情報量も多く、配布資料だけで大学を完全に選ぶのは困難ですから、まずは気になった大学を願書にはご記入ください。本機構からも希望条件等をヒアリングした上で、おすすめの大学を提案いたします。

希望専攻が決まっていないと受験できませんか?

いわゆる「自分探し」の留学も大歓迎です。

何をやっていいかわからない、何の専攻が正解かわからないという声は、学生の皆さんから非常に多く聞かれます。私たちも分野別のセミナーなどを実施している一方、留学は自分の将来を見つけに行く場という認識も持っています。実際、4割程度の学生は、やりたいことが分からない状態で審査にのぞんでいます。専攻は決まっていなくても問題ありませんので、その代わりに留学で何を実現したいか、どうなりたいかというあたりをよく考えてみてください。

NCN特別奨学金とは何ですか?

日本人学生受入制度を利用し、実施各大学の定めるGPAを超える学生に支給される奨学金です。

大学により毎年所定の額の支給、または授業料が最大70%(平均50%程度)減免される形で支給される奨学金です。共通審査の段階で受給が決定し、成績条件等を保つことで卒業・留学終了まで継続されます。特に返済義務や人数制限もありません。

今後も随時、質問内容を更新する予定です


米国大学進学・留学説明会

東京・大阪・オンラインで実施

日本人学生受入制度の詳細は、進学説明会でご案内しています(無料・要予約)詳細資料をもとに、受験方法や留学費用も含めた制度の説明を行うとともに、現地映像や学生インタビューも交えて情報満載でアメリカの大学をより理解していただける内容となっています。

親子で進路を考える機会としてぜひご活用ください。その他詳細は以下のリンクからご確認ください。

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