アメリカの大学への
留学の意義とは

「将来のために英語力や国際性をつけよう」ということは、言うまでもなく大切なことですし、あなたもそう思ってこのページを訪問していることでしょう。そして、大学生以上の皆さんにとっては、将来というより目の前の課題とも言えます。特に日本のこれからが見えにくくなっている今、世界のどこでも生きていける自分を作ることは、一昔前の「より良い将来」というよりは、もはや「これからの時代を生き残るために必要なこと」に変わりつつあります。国際性を高めるために色々な方法がある中で、アメリカの大学への編入・留学を選ぶ意義は、以下の3点に集約できるでしょう。

・世界でも際立つ国際性と学びの環境
・自由な学びのスタイル
・専門能力と分野に即した英語力

世界でも際立つ
国際性と学びの環境

2022年の統計では、アメリカの大学・大学院に世界から集まる留学生の数は約92万人でした(コロナ禍の直前には100万人の大台を突破)。また、私たちの受入大学の中でも、何千人もの留学生が世界からやってくる大学も珍しくはありません。留学も多様化が進む中で、それでもこれだけの国際性を持っているのはアメリカの大学の大きな強みと言えるでしょう。

もちろん、勉強のためだけではなく、社会に出た後も一生付き合える友人が世界にできるということはとても素敵なことです。大上段から「国際人材」「グローバル」と肩肘張らずとも、自然に世界に出ていけるあなたになれれば、とても素晴らしい可能性が広がることでしょう。

単なる国際交流と異なるのは、同じ授業の中でディスカッションディベートを行い、チームの共同作業で課題をこなし、レポートを書き上げ、時には英語で冗談を言い合いながら学んでいくという環境です。これは、間違いなく国際性を仕事で使えるレベルに引き上げていくことでもあります。ここまで踏み込んだ成果は、数ヶ月の留学や語学研修のみではとても得られないものです。

大学の規模や予算、設備、教員数といったハード面、教育面の環境の充実も日本の平均的な大学とは比較できないレベルです。そして世界の大学との比較においても、アメリカにおける大学の数は四年制大学だけで約3,500大学と圧倒的に多く、同じ国でここまで大学間の競争の激しい国は他にはありません。競争=レベルアップのエネルギーと考えると、世界大学ランキングで上位の7割以上をアメリカの大学が占める理由もわかることでしょう。そしてそれは必ずしもトップスクールだけの話ではありません。その恩恵は、日本の地方国立大学に相当するような標準的な州立大学でも十分に感じることができることでしょう。

自由な学びのスタイル

「大学の名前で選んだが、入試の都合で入った学部に興味が持てない」

「授業の選択肢が少なく、自分のやりたいことと違う」

このような声はしばしば学生の皆さんとのご相談の中で聞かれます。

日本の大学の場合、学部学科レベルで入試が分かれていることが一般的であり、受験の選択が人生の選択につながりかねないシステムです。特に今の時代、何が正解なのか誰もわからない中で、しかも世の中のこともまだあまり分からない高校生の段階で、「受験前に人生を選べ」というのはなかなかハードな仕組みではないでしょうか。その結果として、考えていたのと違う、自分とは合わなかったというミスマッチが起きた際には、日本の制度ではやり直しが効きづらいのもつらいところです。

アメリカの大学では、入学審査そのものは大学全体で行い、合格した学生は標準的な大学で100〜150、大規模な大学では200以上の専攻から、ほぼ自由に学びたい専攻を「登録」できます。日本で何を学んでいたかは特に問われません。日本で学びかけた分野を深めるためにアメリカの大学に途中編入するのもよし、全く新しい分野にチャレンジすることも問題ありません。

そして、学ぶ中で別の専攻に登録変更することも自由にできます。他の大学で単位を取ったり(単位互換)、より良い環境を求めて別の大学に移籍(転学)することもできます。つまり、「走りながら考えられる」のがアメリカの大学の自由度の高さであり、これは日本の大学やヨーロッパ、オセアニアの大学にも無い独特のシステムです。迷っている人ほど、アメリカを選ぶことがプラスに働くことでしょう。

STAFF

単位互換制度を利用して日本で履修した単位をアメリカの大学の卒業単位に加えられることがあります。詳しくは進学説明会でご相談ください。

専門能力と分野に即した英語力

多様な専攻を総合大学で選べる

アメリカの大学の面白いところは、ビジネス、コンピューター、工学など一般的な専攻の他にも、映画やスポーツ、接客管理、航空機のパイロットなど、多種多様な専攻が総合大学で学べる点です。そしてこれらを組み合わせて学ぶこともできます。私たちが学生の皆さんのやりたいことについてご相談を受けている中で、「それはNCNの受入大学では学べない」というお答えをした経験はほとんどありません。

実習や体験を通じて得られる高い専門能力

アメリカは実践を重んじる国です。大学卒業後、プロの1年生としてすぐに働き始められるような技術、教養、人間性などを4年間かけて磨いていくことになります。統計上、学習時間や学習量は日本の大学生よりかなり多いというデータがあります。しかし何もずっと受験勉強のような机にかじりついた学習をするばかりではなく、実習や体験を通じて学んでいけますから、好きなことであれば絶対に楽しく学べ、そして楽しんで学んだ結果を社会的に見た際、高い専門能力として認められることになるでしょう。

専門に即した次元の違う英語力

もちろんこれらは基礎から順番に英語で学びます。日本の大学生でもきちんと学習すればTOEIC®︎テストなどで満点近くを取れる学生もいますが、例えば上記の映画学を英語で学んでいる学生は日本にはいないことでしょう。専門をアメリカで学ぶということは、その分野の専門用語や実際のセンテンスなども含めてすべてマスターするということに他なりません。この点は、日本の大学をそのまま卒業する学生とは全く次元の違うレベルであり、ここまでできてこそ海外で働くということも現実的な選択となるのです。

専攻の一例

Global Career Programs

大学生・社会人向けのプログラムは、"Global Career Programs"と呼称し、編入と1年間の留学を取り扱います。

※経営大学院課程は、2023年3月をもってプログラムとしての募集を終了いたしました。大学院進学につきましては、個別の状況に応じての対応となりますので、入学審査室までお問い合わせください。

学部課程(編入2年/3年コース)

確実に編入、高い成果で卒業をめざす

学部課程は、本機構創立時より30年以上運用している、最も歴史の長いプログラムです。日本の大学進学を考えてきた高校生が無理なくアメリカの大学に進学できる制度からスタートし、派生して大学生以上の方の編入も取り扱うようになり、年々学生数が増えている制度です。

日本で実施する特別条件の入学審査や、進学準備、現地指導やサポート、就職指導などを含めて総合的にアメリカの大学への編入と卒業を応援する仕組みになっています。

●対象:大学生、大卒社会人、大学中退者 

※高卒者、専門学校生/専門卒の方は新規入学扱いになります。高校生向けプログラムのページをご参照ください。

※海外の大学や米国コミュニティカレッジ卒の方の編入もご相談に応じます。詳しくはお問い合わせください。

認定留学/休学留学プログラム
(大学生対象)

大学在学中に1年間のアメリカ留学

認定留学/休学留学プログラムは、大学在学中に日本の大学の認定留学制度が整備されている大学では制度に適合する留学を、そうでない場合や自由な留学を希望する場合は日本の大学を休学して約1年間のアメリカ大学留学を行うプログラムです。

日本の大学は卒業しつつ留学の経験は得ておきたい学生、時間や費用面で編入は少々重いと考える学生など、上記に示したようなアメリカ大学留学の魅力のエッセンスを感じられるプログラムです。詳しくは特設ページをご確認ください。

進学説明会のご案内

東京・大阪・オンラインで実施

日本人学生受入制度の詳細は、進学説明会でご案内しています(無料・要予約)詳細資料をもとに、受験方法や留学費用も含めた制度の説明を行うとともに、現地映像や学生インタビューも交えて情報満載でアメリカの大学をより理解していただける内容となっています。

さらに、全体説明終了後には個別相談のお時間も設けております。素朴な疑問から進路の悩みまで何でもご相談ください

なお共通審査受験には、学生ご本人と保護者の方の進学説明会ご参加が必要です(社会人除く)。

その他詳細は以下のリンクからご確認ください。

ベテランアドバイザーによる個別相談も実施

アメリカの大学への編入

大学の成績+高校の成績を参考に審査

それでは、アメリカの大学に編入を実現するには、どんな要素が必要なのでしょうか。

アメリカの大学への入学には、各大学が実施している入学審査をクリアする必要があります。その際、大学の成績、高校時代の成績、そして英語力が必要となります。

最も大切になってくるのは大学の成績(GPA)です。各大学が定めた通算GPA以上の成績を取ることが第一になります。もちろん、成績が高いほど選べる大学の選択肢が広がることになります。高校時代の成績については参考にする範囲ですが、大学への提出は必要となります。なお、編入扱いに満たない取得(見込)単位数(=20〜30単位)の場合は、新入生としての扱いとなり、高校の成績での審査となります。

数字に出ない部分の準備も抜かりなく

高校からの直接進学と異なるのは、「すでに大学生である」というステータスがありますので、若干ですが新入生よりも要求GPAが抑えめになっているという点です(例えば、新入生の場合は「GPA3.0が必要」とされている場合、大学生では「GPA3.0程度が望ましい」というくらいの加減です)。ただし、やはり実質的に各大学の学力レベル、要求される英語力は変わりませんので、その点は共通審査において確認しましょう。特に新しい分野に挑戦する際には、理系科目など高校時代に学んでいない基礎科目が予備知識として必要になってくるケースもあります。英語以外の必要な条件も一緒に確認するようにしましょう。

英語力は合格後に
トレーニングでもOK

入学に必要な英語力を証明するために、TOEFL®︎やIELTS®︎といった語学力テストにおいて、各大学が定めたスコア基準をクリアすることが求められます。ただし、全体的には最初から英語力が高い学生は少数派で、語学関連の学部以外の方は、一般教養で英語に触れただけ、しばらく英語の勉強はしていないという学生も多いのが実情です。

日本人学生受入制度においては、国内語学研修、大学附属語学研修所での研修を通じて英語力を向上させるプログラムがあることから、必ずしも入学審査段階で高い英語力を求めているわけではありません。ただし英語力向上には一定の時間が必要ですから、英語に自信が無い場合は研修期間を長く取るために、早めの受験を検討しましょう

また、高校生と異なり、編入の場合は渡米早々に2年生以上向けの中級クラスの授業を履修することもあり、入学基準をぎりぎり超える英語力では心許ない場合があります。基準クリアで安心せず、継続した学習が求められます。

日本の大学の単位互換の考え方

日本の大学同様、アメリカの大学においても卒業単位の内訳が各専攻ごとに決まっており、アメリカの大学の単位と一致する内容の単位を日本で取得している場合は、単位互換によりアメリカの大学の卒業単位に加えることができます。そして、どのくらいの単位が移行できるかによって卒業までの期間が変わります。一般的なルールは以下の通りです。

  • 卒業単位の50%はアメリカの大学での履修が必要(通常、卒業単位数は120単位のため、最低60単位)
  • 年平均では30単位程度を履修するため、最低2年の留学+移行単位数が60単位に満たない場合はその分の履修が必要

よって、編入の場合はおおむね2〜3年間の留学となることが多くなります。実際にどのくらいの単位が移行できるかは留学開始後に確定するため、共通審査の段階では参考として本機構としての見通しをお伝えします。

単位移行の考え方

この他、編入に関する詳細は進学説明会でご案内しています。また、さらに成績状況なども含めた総合的な検討については、共通審査の場もご活用ください。

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米国大学進学・留学説明会

東京・大阪・オンラインで実施

日本人学生受入制度の詳細は、進学説明会でご案内しています(無料・要予約)詳細資料をもとに、受験方法や留学費用も含めた制度の説明を行うとともに、現地映像や学生インタビューも交えて情報満載でアメリカの大学をより理解していただける内容となっています。

親子で進路を考える機会としてぜひご活用ください。その他詳細は以下のリンクからご確認ください。

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