高校生の留学費用と奨学金

日本人学生受入制度によるアメリカの大学への留学には、主に以下の費用がかかります。

留学費用について

授業料

アメリカの大学の授業料は、学期ごとの支払いとなります。予めご家庭より現地銀行に開設した学生ご本人の口座に仕送りをし、各学期の履修登録完了後に学生本人宛に届く請求書に従って納付することになります。
授業料は、1単位あたりの単価が定められており、各学期に履修する単位数により、授業料の納付額が変動します。ひとつの講義で3単位が標準であり、留学生は学期あたり最低12単位の履修が義務づけられているため、講義数としては最低4講義〜最大6講義程度の履修となります。ちなみに、ひとつの講義あたり週に2〜3回の授業があります。
このため単位取得ペースは個別に異なりますが、必要最低限の単位数で卒業すると仮定した場合、トータルの授業料は同じ合計金額となります。
その他、登録費や学生会費などの若干の手数料や必要費用(Fee)、専攻によっては実習実費などがかかります。


授業料は大学毎に異なり、大学の種別(州立/私立)、地域、大学のレベルなどにより大きな違いがあります。同じ州立でも地域によって費用に大きな幅があるのは、各州から大学への補助金の支給額に州ごとの差があるからです。全米の大学に関する統計をまとめているOpendoorsによれば、全米の大学の年間授業料の平均は、約300万円前後とされています。また、日本円での納付相当額(ご家庭としての負担額)は為替相場の状況にも影響されますので、仕送りのタイミングなどの調整が必要です。

1年間の授業料(年間30単位履修で概算)

  西海岸 中央部 東部
標準的州立大学 約180〜210万円 100〜200万円 200〜250万円
大型州立総合大学 約180〜210万円 150〜250万円 250〜400万円
私立大学 約300万円〜800万円
NCN特別奨学金について

NCN特別奨学金は、NCN特別奨学金適用大学において基準を満たす新入生全員に奨学金が支給され、通常の授業料の30%から最大70%、平均50%程度を減免された授業料で学ぶことができます。奨学金支給額は大学によって異なりますが、年間30単位履修した場合で、約100万円〜200万円程度の支給額となり、非常に経済的に学ぶことができます。また、原則として卒業まで継続するため、授業料の予算として計算に入れることができるのも大きな強みです。例年、全渡米学生(100名前後)のうち90%以上は支給対象となっていますので、あなたにもきっとチャンスがあるはずです。詳しくは資料請求または進学説明会でご説明しています。(その他の奨学金については後述)

1年間の授業料(年間30単位履修で概算)

  西海岸 中央部 東部
NCN特別奨学金運用大学 約100~200万円
標準的州立大学 約180〜210万円 100〜200万円 200〜250万円
大型州立総合大学 約180〜210万円 150〜250万円 250〜400万円
私立大学 約500万円〜800万円
寮費、食費

日本人学生受入制度では、安全性や経済性、利便性などを考慮して、全学生が大学内に設置されている学生寮で生活し、受け入れる家庭により環境が著しく異なるホームステイは採用しておりません。寮は学内に何棟も建っており、2人部屋か個室か(個室設定がない大学もあります)、また建物の新旧などによって寮費が変わります。寮は学期ごとに移動が可能ですから、大学入学後のライフスタイルに合わせて、また予算に応じて選択することになります。なお寮費についても地域差があり、東部や西海岸は相対的に高額になります。


食事については学内のカフェテリア(学食)でとります。寮に自炊設備がある場合もありますが、栄養バランスや時間の無駄を考えると推奨しません。通常、カフェテリアはビュッフェ形式で食べ放題です。また、カフェテリアに加え、ファストフード店やコーヒーショップなどが学内に出店している大学もあります。
ここでは標準的な寮で生活し、三食を学内のカフェテリアで取った場合の年間概算費用を掲載しておきます。

1年間の寮費・食費(概算)

  西海岸 中央部 東部
平均的な寮の場合 約130〜180万円 100〜120万円 120〜200万円

※その他、教科書代(学期ごとに数万円、専攻により異なる)、お小遣い(数万円)などが必要になります。

 留学に関わる費用
米国での語学研修費

渡米直後、大学附属語学研修所で受講する語学研修の受講費が必要です(約80〜130万円、滞在費込、大学により異なる)。なお、日本での準備期間中に規定の正規TOEFLスコアを取得することにより、語学研修受講を免除されます。

留学生保険

留学の際には、病気やケガ、その他のトラブルを補償する留学生保険に必ず加入する義務があり、年間25〜30万円程度かかります。実際、本制度の学生が不慮の事故によりヘリコプターで救急搬送され、高度な外科手術を行った結果、医療費と輸送費で数千万円もの請求が届いたケースもあるなど、特にアメリカの高額な医療費をカバーするには必須のものです。
※渡米前に大学卒業までの保険契約を行うため、実際は100〜120万円/4年の契約となります。
詳しい内容はこちら

ビザ取得

学生ビザ取得のために、米国大使館に支払う費用、ビザ手続代行費用など、合計8万円程度の実費がかかります。

その他

初期渡米時の航空券代、帰省費用などが実費で必要です。なお、日本に帰省するのは年末年始のクリスマス休暇の時期だけで、夏は集中講義で単位を取得したり、上級生ではインターンをする学生が多いようです。

  米国での語学研修費 留学生保険 ビザ取得
費用 約80〜130万円 年間25〜30万円程度 10万円程度
 日本人学生受入制度に関する費用

大学の学費と別に、本制度の制度納付金、留学準備指導、国内語学研修費用、現地での指導、サポート、就職指導に関する費用が必要となります。合計すると高校在学中の準備期間から米国大学卒業までの約5年間の指導・サポート費用として、345万円の納付が必要です(高3以上で受験・合格時一括納付の場合)。 詳細は、指導の詳細な内容も含めて進学説明会、各種セミナーにてご案内しています。

 平均的な期間です。指導・サポート期間は学部課程卒業までと規定されており、年限は特に定めておりません。また、この費用は高校3年生で受験した場合で、他のケースでは費用が異なります。

  日本人学生受入制度に関する費用
大学卒業までの
指導費用
345万円

留学費用の総額について

留学費用を合計すると、卒業までの約4年の総額としては以下の通りとなります。

州立大の平均(NCN特別奨学金適用前)では1,800万円〜2,400万円程度(年間300万円〜450万円+諸費用)の予算となります。

NCN特別奨学金支給大学では、日本人学生受入制度に関する費用を加味しても、個人留学より経済的、かつ留学準備から大学卒業までの指導が受けられる大学もあります。

  卒業までの生活費を含めた総額
NCN特別奨学金運用大学 約1,300〜1,800万円
標準的州立大学 約1,500〜2,000万円
大型州立総合大学 約1,700〜2,200万円
私立大学 約2,500〜4,500万円

 大学生の編入の場合については、おおむね留学年数に比例した費用となります。
詳しくは「グローバルキャリアプログラムとは」をご覧ください。

その他の奨学金、教育ローンについて

 NCN米国大学機構  語学力奨学金

本機構の実施する共通審査の受験段階で高い語学力を持つと認められる学生に対して、国内語学研修費用相当である18万円の奨学金が支給される場合があります。

 支給の有無は本機構が決定し、資格や点数などの基準は公開しておりません。

 日本学生支援機構奨学金

米国大学進学の際、月額3〜12万円の奨学金が受けられる制度(貸与制)です。また、支給人数は限定されているものの支給型の奨学金もあります。応募条件など詳しくは日本学生支援機構(JASSO)ホームページをご覧ください。

日本学生支援機構のページはこちら

 地方自治体による奨学金

一部の自治体で留学支援の奨学金を支給している場合があります。詳しくはお住まいの各自治体にお問い合わせください。

 米国の奨学金

アメリカの奨学金(スカラシップ)は、進学後に正規授業を受講した結果、優秀な成績をおさめたり、論文発表、課外活動などで大学に貢献するような活躍をした場合に、「結果に対して」支給され、返済義務もありません。支給されれば授業料全額免除など金額も大きいものもある一方、その性質上、留学前の資金計画に組み入れることはできません。
しかし、本制度学生の20%(通算記録による)は何らかの奨学金を受給していますから、努力することで受給対象となる可能性は十分にあります。

 教育ローン

一般の教育ローンや、「国の教育ローン」が利用可能です。お近くの金融機関にお問い合わせ下さい。

国の教育ローン(日本政策金融公庫)のページはこちら


 学費以外は対象とならない場合があります。詳細はご利用の金融機関までお問い合わせ下さい。

費用に関しては
進学説明会にて詳細を説明しています。

また、個別相談の時間も設けておりますので、お気軽にご相談ください。

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日本人学生受入制度

NCN米国大学機構の日本人受入制度は、今年で34年目を迎えるアメリカの大学自身が運営に参加する米国大学進学・留学のためのプログラムです。
これまで7,400名以上がアメリカの大学に進学・留学し、その大多数を占める正規学部生として入学した学生は、95%が卒業し、社会の第一線で活躍しています。

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