誰にもまねできない自分の感性を形にして表現したい。
あふれ出る思いを、映像で、音楽で、ダンスで、演技でみんなに伝えたい。
ひとりでも多くの人の心に触れ、感動と喜びを分かち合いたい。
そんな将来の可能性を大きく開く進路が、ビジネス学や工学をはじめとしたあらゆる学部をそろえた、アメリカの州立総合大学にあることを、ご存知ですか?
映画、ミュージカル、ロックミュージック...。
世界のショービジネスのトップに立つアメリカでは、様々なジャンルの才能を総合大学の正規学部コースで育てている。国を代表する文化であるエンターテインメントで一流の人材は、それにふさわしい教養と知識をもち、社会人としても一流でなければならないと認められているからだ。この理念があればこそ、アメリカのエンターテインメントが常に世界をリードしてきたと言えるだろう。
大学では、それぞれの専門において、理論と実技の両面で膨大な時間数の水準の高い授業が展開され、同時にそれに並ぶほどの一般教養や実学の学びも求められる。業界の実務やインターンシップを含むコースでは、エンターテインメントをビジネスとしてとらえる視点も学ぶ。だからこそ卒業して手にする学位は、専門分野でプロの実力をもつことと、幅広い職業に対応できる大人であることとを同時に証明しているのだ。
世界をリードするアメリカで好きな分野を力一杯学ぶことで、その分野の一流のプロフェッショナルに成長するのみならず、どんな分野でも通用する能力と人間力を身に付ける。これがアメリカの大学で学ぶ最大の意義だ。
学びの枠にとらわれないアメリカの大学では、さらに幅広い学びも選択できる。 一流の映像・音楽や舞台を学びながら、ビジネス学やマスコミ学、コンピュータ学、生物学など、他の専門分野で将来を拓く専門的な学問追究に取り組めるばかりか、力量や目標の変化に応じて、自分にふさわしい大学へ転学して学び続けることもできるのだ。
ヨーロッパの伝統を独自に発展させたショービジネスの本場で学ぶことは、この分野を志す学生にとって最適の選択だ。カリキュラム・教育水準・設備の充実に加え、優れた舞台公演に触れる機会の多さも大きな利点と言える。
舞台に関わる全ての人材を養成するため、コースは多彩だ。
演劇史、演劇論などに始まり、人物・心理描写や発声法といった演技技術、ダンスやコーラスの実習、演出の論理と実践、照明や舞台装置、衣装、音響などへと専門化していく。劇場経営などユニークなコースもある。
教授陣には実際の舞台において現役で活躍しているアーティストも多く、彼らから直接指導を受けることで、アカデミックな側面とともに、実際の舞台現場における実践的技術を十分に吸収することができる。
さらに、こうして学んだ技能を実践に活かす場も豊富だ。学内に本格的な劇場を備え、そこでの公演が大学のテレビ局により地域に放送される大学や、ミュージカルを制作して公演旅行を行う大学もあり、在学中からプロ並みの舞台経験を積むことができるのだ。
豊富な芸術系の専攻から幅広い選択が可能
テキサス州都ダラス近郊都市デントンにキャンパスを持つ実力派大学ノーステキサス大学は、特に芸術系の学部の専門性・水準の高さで名高い。音楽・ビジュアルアーツの分野と並んで、映画・映像部門や演劇部門でも充実したコースを展開している。ラジオ・テレビ・映画学と舞台芸術学はその中核となる専攻で、学内外に開かれた活動を通じて、プロに比肩する実践経験を重ねることができる。教授陣には、テレビ・映画界や舞台のプロとして活躍して数々の受賞歴を持つ著名人も名を連ね、大学内の設備も目を見張るほどだ。
舞台芸術学は、総合的な舞台芸術をもれなくカバーしており、俳優、演出、舞台マネジメント、美術、照明、衣装、メイクアップ、音響などの分野を総合的にあるいは専門的に学ぶことができる。こちらも学内外の劇場で公演を体験し、夏には劇団やディズニーワールドなどの演目への参加をインターンシップとして体験できるプログラムもある。
また、技法・過去の作品などを分析的に研究する講座も設けられており、評論や広告の分野をめざす学生も多く学んでいる。
舞台芸術で人気の高い中西部の実力校
オクラホマシティ近郊の住宅都市エドモンドにキャンパスを構えるセントラルオクラホマ大学は、演劇・ダンス・音楽・美術・デザインといった芸術系専攻が充実しており、さらに「成長を続ける芸術学部」を自認して積極的な展開を図っている。
例えば音楽では、クラシックはもちろんのこと、イギリスの音楽学校Academy of Contemporary Musicとの提携によるポップス・ロックのプログラムなど、学びの幅を広げている。
こうした芸術系の専攻は、それぞれに幅広く、水準が高いのはもちろんだが、それらを総合したミュージカル専攻はとりわけ人気が高い。音楽学位プログラムのひとつではあるが、芸術学部の全部門が力を合わせた看板専攻と言ってもいいだろう。
オクラホマは、ミュージカルの傑作「オクラホマ!」の舞台でもあり、舞台芸術に親しみをもつ地域性にも支えられている。芸術学部が催す年間200以上の公演イベントは、大学と地域の深い繋がりを示すものでもある。
セントラルオクラホマ大学は、都市型の大学だけあってビジネス学のプログラムも充実している。舞台芸術全般にマネジメントを含めたショービジネス界の人材育成にも貢献する実力派の大学として注目だ。
NCN米国大学機構の日本人受入制度は、今年で33年目を迎えるアメリカの大学自身が運営に参加する米国大学進学・留学のためのプログラムです。
これまで名以上がアメリカの大学に進学・留学し、その大多数を占める正規学部生として入学した学生は、95%が卒業し、社会の第一線で活躍しています。