ネブラスカ大学オマハ校学長・Dr. Li先生がご来日
去る2023年9月8日、本機構の受入大学の中でも基幹大学のひとつ、University of Nebraska Omaha (UNO) 学長（Chancellor）のDr. Joanne Li先生と、国際連携担当副学長補佐（Associate Vice Chancellor for Global Engagement）のDr. Jody Neathery-Castro先生がNCN米国大学機構・日本事務局を訪問されました。学長自らNCNオフィスを訪問されることは非常に珍しく、私たちも緊張の中でお迎えしました。
UNOは2015年から受け入れを開始したため、NCNの受入大学の中では比較的受け入れの歴史の浅い大学ではあるものの、航空学、ビジネス系、IT系などを中心に例年10〜20名の新規学生が入学・留学しており、今では本機構にとっても中心的な大学のひとつとなっています。またUNOにとってもNCNは日本で最も重要なパートナーとして深い関係を築いています。
Li先生は香港出身で2021年にUNO初のアジア人の学長に就任されました。ご自身も留学生としてアメリカの大学に進学されたご経験から、留学生の受け入れに非常に熱心に取り組まれています。今後、留学生を全学生の10%にまで増やしたいとして、新たな寮の整備や魅力的なカリキュラムの構築に全力で取り組むとお話しされておりました。非常にパワフルかつ、CFA（米国証券アナリスト）としてもご高名な先生らしく、大学への各方面からの大きな投資について細かい数字も交えて詳細なご説明をいただきました。
9月9日にはネブラスカ州経済局・ネブラスカ州立大学システム主催のレセプションパーティーが開催され、そちらにも本機構代表をはじめ、スタッフが招待されました。また、何名かのNCN卒業生も参加しました。
レセプションにはネブラスカ州知事のJim Pillen氏がご来日、列席されており、とても気さくな人柄で参加者と交流されておりました。知事は今年就任されたばかりで、バスケットボール日本代表の富永啓生選手の在籍大学として日本でも一躍有名になったネブラスカ大学リンカーン校（University of Nebraska - Lincoln / UNL）出身、フットボールチーム"Cornhuskers"のレジェンドでもあるそうです。
本レセプションにはUNLのスタッフも参加しており、9月12日にはUNL国際担当ディレクターのMaegan Steven-Liska氏や２名の教授ともミーティングを持ち、今後のプログラム発展に向けた意見交換を行いました。
今回のレセプション関係ではネブラスカ大学カーニー校（University of Nebraska, Kearney (UNK)）関係者のご来日はありませんでしたが、日常より積極的な交流を行なっています。
NCN米国大学機構ではネブラスカ州に過去30年以上の歴史の中で、ネブラスカ州立大学３校（UNL / UNO / ネブラスカ大学カーニー校 (UNK)）に合計850名近くの学生を受け入れており、現在でもNCN学生は同州在留邦人の約10%を占めるなど、本機構も同州と日本の人的交流に大きな役割を担っています。
アメリカの地理的な中心地として金融、IT、製造業、農業、畜産業、物流など産業面で大きな存在感を示し、意外に日本との経済的な交流も盛んなネブラスカ州。学生の皆さんの知名度は低いかもしれませんが、「住めば都」を地で行く、とても力のある素晴らしい州です。そして、産業に力があるからこそNCN特別奨学金*が設けられ、学費面で大きな支援をしてくれる地盤があるとも言えます。進学・留学先のひとつとして、ぜひ検討してみてください。 *UNO/UNKで実施
（入学審査室 堀 宏輔）
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