新型コロナウイルスによる留学への影響と現況につきまして(2021/8)

2021.8.1 お知らせ

留学をご検討中の皆様におかれましては、長きにわたる新型コロナウイルス(COVID-19)の影響について憂慮されていることかと存じます。
本機構では、当然ながらコロナ禍に伴い大きな影響を受けた一方、学生の皆さんの就学目的の達成を第一に、各大学と連携の上、以下の対応を行なって参りました。大学の対応と合わせてここに現状をご報告いたします。

総論:実際、留学はできるのか

先に結論として、留学検討中の皆さんの留学が実現できるのか、そもそもアメリカに行けるのか、というご質問に対しては、”YES”というお答えになります。基本として米国の各大学では留学生を歓迎しており、可能であればぜひ来て欲しいという姿勢です。また、米国ではワクチン接種が進んでおり、すでに本機構からの留学生についても、半数以上が接種を完了している状態です。大学ではこの秋より通常授業に戻す動きが加速しています。

一方、大学留学は学位や学業成果を得るのが最低限の目的です。予期せぬ状況により渡米が難しくなった場合には、オンライン履修などの代替手段を推奨し、まずは「学べる状況」の確保を第一優先としますので、あらかじめご理解をお願いいたします。

詳細ならびに最新情報は、進学説明会・セミナーにおいてもご案内しております。また、ご質問やご心配な点など、遠慮なく日本事務局までご相談ください。

1. 希望の全学生がアメリカに出発・ワクチン接種も受けられます

(1)通常スケジュールの場合

米国大では学期ごと(秋、春、夏)に入学が可能です。一方、本機構では日本の学生のスケジュールに合わせ、また米国では秋学期より新年度になることから、通常では日本の高校卒業後や大学の年度終了の直後になる5月に渡米、夏学期に大学内に設置された大学付属語学研修所に入所し、語学研修を1学期受講した後に8月下旬よりスタートする秋学期に正規授業履修をめざすというスケジュールになっております。

(2)2020年の状況

しかし、昨年度は5月渡米を断念し、渡米延期といたしました。また、各種準備プログラムについても、一般の学校と同じく、一部中止やオンラインへの移行を余儀なくされました。

渡米延期を受け、本機構では各受入大学(各学生の進学先の大学)と個別に交渉し、本機構学生に対してオンラインでの語学研修を提供するよう要請し、時間設定や体制の確認など、調整を行いました。

結果として全学生が夏学期期間中、自宅でのオンライン語学研修を受講できる体制を整えました。また学期終了時には本機構としてTOEFL模試を実施、例年の米国での語学研修の受講結果と差のない成果が挙げられていることを確認いたしました。

(3)2020年秋学期の渡米

2020年6月末には、延期となっていた約100名の新入生ならびにご家庭に対し、各大学ならびに周辺でのコロナ流行の状況や大学の受け入れ態勢をご報告した上で、希望者に限定して個別に渡航に関する手続きと各種サポートを提供することを決定。約3割の学生が8月末の秋学期開始に向けて渡米しました。

渡航に際しては、緊急ビザ申請、大学側の受け入れ態勢や渡航日程に関する調整、必要費用の調査、履修登録や履修に向けてのオリエンテーション日程の調整、渡航チケットの指定など、多岐にわたる調整項目があり、かつほぼ個別対応となるため日米のスタッフ、また米国大の留学生オフィスのスタッフ、旅行会社も交えて周到な準備と、臨機応変な対応が求められました。
その結果として、ほぼ希望の全学生が渡米を果たし、8月末より秋学期の履修を開始しました。その後も学期ごとに同様の対応を続け、各ご家庭のご判断により渡航延期をしていた学生もこの21年秋に全て渡航予定で、正常化が完了する見込みです。

 

(4)米国大学のコロナ対策とワクチン接種の状況

2021年3月より、全米各州で18歳以上へのワクチン接種が本格的に開始されました。

  • 大学の教職員はすべて接種完了
  • 本機構学生も希望者は問題なく接種を受けられる状態

米国では報道の通り、日本よりもかなり早いペースで接種率が上がっております。
これを受け、各大学では21年秋より原則として通常授業中心の体制に戻す方針が発表されています。大学では、教室での授業の際にはマスク着用とする大学や、NY市立大学(CUNY)ではすべての学生にワクチン接種を義務付けるなど、対策や再流行の可能性も考慮しつつも、原則はコロナ前のような普通の大学生活に戻す方向です。
また、引き続きオンライン授業やハイブリッド授業(オンラインと通常のミックス)も開講され、多様化が進んでいます。対策や態勢は学期ごとに検討・変更されていますので、本機構では各学生・ご家庭への情報共有と指導を行なっております。
 

2. 在学生の状況やヘイトクライムについて

米国大学においては学内での米国人等を含めた感染者は一定数出ておりましたが、ワクチンの普及とともに感染者、重症者とも着実に減少しています。本機構学生については、残念ながら在学生約400名のうち、2020年より通算で3名の感染者が出ました。ただしいずれも不幸中の幸いで重症には至らず、隔離後に大学生活に復帰しています。広大な面積を持つ米国は、日本以上に地域差は大きく、一概に「アメリカ」の安全性について論じるのは適切ではないと考えております。

また、報道等で「一部の米国人が人種差別的なヘイトクライムに及んでいる」ことについてお問い合わせを多数いただいておりますが、少なくとも本機構学生がこのような犯罪に巻き込まれたり、差別にあったという報告は受けておりません。こちらについてもごく一部の状況であることをお伝えしておきます。各大学ではすべての差別を徹底して無くすよう指導しており、相談窓口も開設しております。

(1)在学生の対応

2020年には日本に緊急帰国した学生も出ましたが、現在ではほぼ全員が米国での元の学生生活に戻ることができた状況です。

(2)日本に残留した学生の対応と米国大のオンライン授業について

在学生を含めた正規学部生、語学研修生とも、日本に残留または一時帰国した学生については、大学が提供するオンライン授業を日本で履修しました。

米国大では広い国土であることから遠隔履修の需要が高く、社会人学生も多いことから、コロナ流行のはるか以前よりオンライン授業が導入されており、NCN学生においても通常授業と並行してオンライン授業を履修する割合が増えておりました。受入大学によってはオンライン専任の教授を配置し、教鞭を執る大学や、オンライン教育における指導方法も研究が進んでおり、オンラインの世界においても日米の教育内容の差は通常授業以上に感じられるのではないでしょうか。

また、通常授業においても感染防止策として、レクチャーは教科書とe-learning(自己学習型のオンライン授業)、実験や実習は対面形式でといったハイブリッド型の授業の導入も進んでいます。ただ、表面にも記載の通り、全体の流れとしては通常授業に戻す形に進んでおります。

コロナ以前同様、徐々にオンラインは補助的な履修手段として、あるいは各学生の要望により選べる状況に変わっていくと思われます。コロナ禍において私たちが新しく得たもののひとつが、オンライン対応という手段です。私たちも積極的に指導プログラムのオンライン化と、オンラインの手軽さを生かしてより密度や頻度の高い指導ができるよう開発、努力をしております。

終わりに:NCN米国大学機構の存在意義とは?

現在のコロナ禍の状況において、社会、大学、学生を取り巻く状況は常に変化しており、私たちにとっても日々米国大学より新しい情報が入るたびに、どのような対応をすべきかの判断を迫られるという日々が長期間続いている状況です。ただ、裏を返せばこのようなオフィシャルな最新情報が日々入手できるというだけでも、特に混乱を極めた現状においては大きな価値のあることと改めて感じております。
私たちは米国大学とともに30年以上、日本の学生の受け入れを行なって参りましたが、私たちはおろか、米国大学にとってもこれまでにない経験である一方、適切な情報を入手するとともに、長い経験の中から未知の局面において、どの方向に進むべきかを判断し、考えうる最善と思われるアドバイスができるとも自負しております。

また、大学と直接の関係を結び、大学の中で私たちのスタッフが大学スタッフとともに学生を指導し、育てることで作られて来た米国大学との信頼関係も私たちの強みであり、大学からも改めてNCNの存在について評価をいただいている状況です。

私たちNCN米国大学機構は、皆さんが留学を完遂し、米国大学卒業を実現するために作られた組織であり、責任と誇りをもって日々の業務に取り組んでおります。
米国大学への進学は検討したいが、不安も大きい今こそ、ぜひ私たちを頼ってください。

よくある質問も合わせてご覧ください。
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NCN米国大学機構の日本人受入制度は、今年で32年目を迎えるアメリカの大学自身が運営に参加する米国大学進学・留学のためのプログラムです。
これまで7,000名以上がアメリカの大学に進学・留学し、その大多数を占める正規学部生として入学した学生は、95%が卒業し、社会の第一線で活躍しています。

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