専攻解説

航空宇宙工学

小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡の帰還から数年、若田光一さんが国際宇宙ステーションの船長を務めるなど、宇宙開発活動の中での日本の活躍、そして日本人の存在感はかつてないほど大きくなっています。自分も宇宙へ行きたい、せめて宇宙開発のミッションに参加したい、そんな夢を胸に大学進学を考えている皆さんに、夢の実現への可能性を開く進路を紹介します。
それは、アメリカで学ぶ航空宇宙工学。莫大な研究費用をつぎ込み、常に開発の最先端を走る現場で学べる場は、ここをおいて他にはありません。

宇宙への一歩を踏み出そう

宇宙開発の歴史も大学から

次の世代の宇宙船開発へ

 日本の宇宙開発も、アメリカの研究成果から

かつてはアメリカとロシア(ソ連)の競争の場だった宇宙開発も、いまや国際宇宙ステーションのような各国の共同施設が主要な舞台だ。日本人宇宙飛行士の活躍や、日本の探査活動の成果などに世界中から注目が集まり、日本人にとって宇宙はかつてないほど身近な場所になっている。
日本の宇宙開発を牽引してきた宇宙航空研究開発機構(JAXA)も、いまや米国航空宇宙局(NASA)や欧州宇宙機関(ESA)と並び、世界規模のスペース・ミッションの一翼を担う存在だ。部門によっては世界各国から技術支援を求められるほどの力を手にしてきた。 とはいえ、その日本の宇宙開発力のほとんどは、アメリカの大学で学んだ人材によって支えられているのが現状だ。
早くから「宇宙産業」を実現してきたアメリカでは、産・学・官が連携して技術開発を行う態勢が驚くほど整っている。産業界に成果を還元しうる研究がNASA をはじめとする政府機関と大学との連携で行われ、その成果に期待を寄せる産業界から莫大な研究費用が投資されるのだ。大学の研究予算への政府の歳出削減が取りざたされる日本では到底なし得ない大規模な研究は、今後もアメリカの大学の独壇場であり続けるだろう。


 NASAとの共同プログラムなど魅力ある講座がそろう

NCNの受入大学でもあるテキサス州立大学アーリントン校では、基礎領域以外の航空宇宙専門科目だけでも70以上の講座が並んでおり、その内容は、飛行機やロケット、宇宙基地設計の講座までカバーしている。このアーリントン校や、同じく受入大学のアラバマ大学ハンツビル校では、アメリカ航空宇宙局(NASA)との共同研究開発プログラムが設けられ、インターンシップをNASAや航空機メーカーで体験するチャンスもある。世界最先端の技術を目の当たりにして学べるのだ。
このように、政府や産業界が大学と協調して研究にあたる産学官協同が当り前になっていることが、アメリカ大学の強みと言える。工学に留まらず、あらゆる領域で、インターンシップ受け入れや講師の派遣などを通じて政府・産業界が教育を支援するが、特に日本の大学と比べものにならないほど大きいのが、研究資金の提供や、寄付によって提供される講座などだ。研究成果による還元への期待ももちろんだが、優れた人材育成への寄与が社会貢献であるという考え方が、力強いアメリカ社会の基盤となっているのだ。

 宇宙に関わるあらゆる部門のスタッフを育成

宇宙開発の仕事に携わりたいと願う人は多いが、その関わり方は様々だ。花形とも言える宇宙飛行士やミッション・コントロールのスタッフ、宇宙船や宇宙ステーションの設計・製造や整備担当、ミッションや人員の計画管理者、さらに飛行士の訓練担当者や健康を維持管理するメディカルスタッフと、ミッションの現場だけでも数えきれない部門の人たちがそれぞれに高度な水準の知識と技術をもって働いている。
こうした知識・技術の核になる航空宇宙工学では、物理学・化学・天文学・気象学の基礎から、空力学・構造力学・材料工学・機械工学をはじめとする工学のおよそあらゆる分野を総合的に学ぶ。まして宇宙滞在のプロジェクトを実現するには、医学・生理学の基礎や、心理学・生活科学・環境学といった分野の知識も必要だ。
とりわけチームの核になるスタッフや、数少ない人数ですべての仕事を運ばなければならない宇宙滞在スタッフには、このような総合的な知識が不可欠。学部を越えた科目選択が広く認められるアメリカの大学は、このような学びにはうってつけの場であり、学部課程段階からの留学が大きな強みとなる。
実際、アメリカで航空宇宙工学を学んだ学生たちが、卒業後に日米の宇宙産業や研究機関で、未来の宇宙開発を担う仕事に取り組んでいる。航空宇宙工学の卒業生はその深く広い学識ゆえに、航空産業・自動車産業をはじめとする様々な業界からも熱く求められ、社会での活躍が約束されている。

 この分野、アメリカを選ぶのは「必然」

こうして見てくると航空宇宙工学をめざすなら、アメリカ大学を選ぶのが必然とさえ言える。
現代の世界航空産業、宇宙開発いずれもアメリカが圧倒的な力で他をリードしている。東大や京大とカリキュラムや科目内容を比較検討してアメリカを選ぶ学生もいるほどだ。航空機メーカーやNASAとの共同プロジェクトなど、世界最高水準の研究に立ち会うことのできる有利さは、アメリカでしか得られないものだ。
航空宇宙工学の履修は、まず機械工学、材料工学、流体力学などの基礎分野に始まる。次に学ぶのが、航空力学、機体構造、エンジンなど、機材を「作る」ための専門分野だ。こうした各要素を学んだ上で、いよいよ集大成として、開発テーマを絞ったデザインプロジェクトに取り組む。デザインプロジェクトでは、開発チーム単位で、航空機やロケット、衛星、宇宙基地などを設計し、模型を作り、ときには実際に物理実験を行う。インターンシップを通じて実際の機材の設計や製造に立ちあうこともあり、プロとして社会に出る準備を着々と整えていける。

 続いては、航空宇宙工学を学ぶためのお勧め大学を紹介

 【大学紹介】テキサス大学アーリントン校(州立)
 University of Texas at Arlington

日本人学生の実績も十分。屈指の実力校
アメリカ航空宇宙局(NASA)の本拠地テキサス州の州都ダラス郊外に立地する。周辺には全米最大級のダラスフォートワース空港を控え、航空関連産業をはじめ、ハイテク産業や研究機関が続々進出している。こうした環境に恵まれたアーリントン校は、航空宇宙工学分門だけで70もの専門講座をそろえ、実習プログラムも豊富。NASAとの共同プロジェクトを継続的に行っており、宇宙飛行士が何人も出ていることが、その水準の高さと教育の充実度を物語っている。
航空宇宙工学の質の高さは、機械工学や電気工学などの直接関連分野はもちろん、あらゆる工学領域の水準の高さの表れでもある。テキサス州には、エンジニアリング学・建築学など全米トップクラスの大学が名を連ねるが、中でもこのテキサス大学アーリントン校は、州内屈指の実力校として評価が高い。
エンジニアリング学部の構成は、航空宇宙工学、環境工学、コンピュータ工学、電気工学、機械工学、ロボット工学、バイオメディカル工学など専門度が高く、実に3000名の学部生を擁している。全米フォーミュラカーコンテストなど数々の技術コンテストで優秀な成績をあげており、産業界からの注目度も高い有名校だ。
NCN卒業生も、トヨタやホンダなど日本の大手自動車メーカーや、三菱重工、IHI(旧・石川島播磨重工)など日本を代表するメーカーに多数就職しており、日本の企業関係者からも認知されている。
また、本校からさらに、テキサス大学グループトップで、全米でもトップクラスのテキサス大学オースティン校(UT-Austin)に転学し、ステップアップする学生も少なくない。

 【大学紹介】アラバマ大学ハンツビル校(州立)
 The University of Alabama in Huntsville

理工学分野の充実は他の追随を許さない
理科系の専攻に絶対の強さを示すのが州立アラバマ大学ハンツビル校だ。科学技術分野の先進的かつ実験的な研究機関を自認するとおり、全学で3500万ドルに及ぶ研究予算をもち、他の大学にはない研究分野をもつユニークな総合大学でもある。
エンジニアリング学においては、アメリカ航空宇宙局(NASA)が投入する研究費額で全米6位を誇り、宇宙開発プロジェクトにも関係する大きな研究をになっている。NASAがハンツビル校に寄せるこの信頼は、航空宇宙工学のみならず、機械工学、電気工学、コンピュータ工学、産業システム工学、化学工学、物質工学、環境工学、土木工学など幅広く展開する工学全般、さらには理学の分野の充実ぶりの証であり、それらの分野での高い研究実績に支えられている、キャンパス内にあるサイエンスリサーチセンターは10以上。それぞれが各分野の研究の頂点として、学部課程から大学院までの研究教育の到達目標となっている。NASA以外に、産業界の期待も高く、3000万ドルに及ぶ学外資金援助は大学院だけでなく学部課程での研究プロジェクトにまで行き届く。このような実践的研究成果を挙げて卒業する学生たちは、就職においても引く手あまたの評価を受けている。

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これまで6,700名以上がアメリカの大学に進学・留学し、その大多数を占める正規学部生として入学した学生は、95%が卒業し、社会の第一線で活躍しています。

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